もうすぐ小学校入学、そろそろ英語を始めた方いい?

年度末の今、お子さんが小学校に入学したら、「英語を習わせるべきか?」と悩むお母さんも多いでしょう。特に、小学3年生から英語の授業が始まるので、「今のうちに始めておかないと、英語を習っている子と差がつきそう」と焦るお母さんもいらっしゃるかもしれません。

先日、あるセミナーで上智大学短期大学部の狩野晶子教授の講演を聞く機会がありました。今回は、そこで紹介された「児童期の強み・特性を活かした学び」について考えてみたいと思います。

児童期の学びの強み・特性

子どもには、大人とは異なる「学びの特性」があります。狩野先生は、次の4つの特性を挙げています。

①音声に対する敏感さ
②音の固まりを丸ごと処理する力
③繰り返しに耐える力
④あいまいさに耐える力

それぞれについて、私の体験とともに見ていきます。

①音声に対する敏感さ

子どもは、そのままをまねることができます。柔らかい耳と口を持っています。人は聞こえる音しかまねることができません。私たちは生まれたばかりの頃はどんな音も聞こえていました。しかし、日本語で生活するうちに、日本語にない音は聞こえなくなります。聞こえない音はまねできないのです。

私は大人になってから英語を学びました。聞こえる耳を持っていなかったので、唇や舌の位置を教えてもらってそれをまねるしかありませんでした。訓練してやっと正しい発音を身につけました。その点、小さな子どもは唇や舌の位置など考えずに、聞いたままを発音できます。うらやましい限りです。

②音の固まりを丸ごと処理する力

子どもはまるごと覚えることが得意です。歌もセリフも、たとえ意味のわからないようなものでも丸ごと入れて出すことができます。私が英語教室に勤めていたとき、一つのお話(ナレーションやセリフすべて)を半年かけて覚えるというものがありました。本一冊分を覚えるのに苦労したのは私の方で、子どもたちはそれが英語であっても難なく覚えるのでとても驚きました。

③繰り返しに耐える力

大人は同じことを何度も聞くと飽きてしまいますが、子どもは繰り返しを楽しみます。私も娘が小さいとき、よく絵本の読み聞かせをしていましたが、同じ本を何度も「読んで読んで」と持ってきたのを思い出します。幼稚園児の生徒さんにも同じように、毎回毎回、同じ本や歌、DVDをリクエストされます。好きなもの、楽しいもの、興味のあるものは何度でも繰り返したくなるのが子どもです。大人はもういいよとなるのですが。ただし、高学年くらいになると、意味のある繰り返しでないと、となってきます。

④あいまいさに耐える力

子どもは、知らない言葉が出てきても気にしません。なんとなくこんなことかなと雰囲気で理解しようとする力があります。納得しなくても進んでいける強さを持っています。これが言語学習においてとても大切なことです。たとえば、英語の絵本を読んでいるとき、すべての単語の意味を知らなくても、イラストや前後の文脈から想像して理解しようとします。この力も、高学年ごろになると、きっちりさせたい、すっきりさせたいとなっていきます。

児童期ならではのメリット

さらに、子どもならではの学びのメリットとして、狩野先生は次の4つを挙げています。

①異なる文化や価値観に対する寛容性

違う文化やことば、風習に対してそのまま受けとめる力を持っています。自分と違うものに対して「いやだな」「へんなの」ではなく、受け入れることができます。

②他の言語を学ぶための学習方略

一度、母語ではない英語を学ぶ経験をすると、3つ目、4つ目とさらに他の言語を学ぶときにも応用できます。

③言葉を使う際のコミュニケーション方略

言葉だけでなく、身振りや表情を使って伝える力も育ちます。伝わらなかったときにどうするか。ジェスチャーしてみたり、言い換えてみたり、工夫して伝えようとする力は、どんな言語を学ぶときにも大切です。

④言葉を使いながら学ぼうとする姿勢

新しい言葉は使ってみて初めて身につきます。その時に、小さな失敗は避けてとおれません。トライ&エラーで、小さなエラーを修正しながら学んでいくことが大切です。その際に、安心して失敗できる場があることは重要です。

では、いつから英語を始めるべき?

「英語は早く始めた方がいいの?」と悩むお母さんも多いでしょう。結論として、「早く始めるメリットは大きい」と言えます。ただし、お子さんの性格や興味に合わせた学び方が大切です。

英語を勉強と思う前に始めることで、英語のイメージは変わります。今の時代、たとえ何歳から始めようと、長い英語人生になることには間違いないと思います。正直なところ、上記のような強み・特性・メリットを考えると、この時期を逃すのはもったいないと感じます。とは言え、一番大事なのはお子さんの気持ちです。興味を持たないのに無理に習わせると、英語が嫌いになってしまうこともあります。

また、早く始めさせたくても、お仕事が忙しくて余裕がないというお母さんもいらっしゃいます。そして、もっと早く始めれば良かったと言われるお母さんもいらっしゃいます。ですが、それぞれに事情があるわけですから、始めようと思った時がタイミングだと思います。

当教室の英語レッスン

当教室では、お子さんの性格や興味・関心を大切にしながら、それぞれに合ったレッスンを提供しています。

①お子さんの「好き」を活かすレッスン

歌が好きなお子さん、絵本が好きなお子さん、体を動かすことが好きなお子さん、それぞれの好きを大切に、レッスンに組み込んでいきます。

②楽しく続けられるカリキュラム

「楽しい!」と感じることが、英語学習の第一歩。当教室では、ゲームやアクティビティを取り入れたレッスンで、お子さんが夢中になれる環境を作っています。

③実践的な英語コミュニケーション

ただ単語を覚えるのではなく、実際に使うことを重視したレッスンを行っています。動作をつけると言葉が出やすいのでジェスチャーを取り入れ、自然な英語表現を身につけられるよう指導します。

④個々に合わせた学びのサポート

お子さん一人ひとりのペースに合わせ、無理なく成長できるようサポートします。英語が初めてのお子さんも、楽しく安心して学べる環境を整えています。

まとめ

英語を始めるタイミングは、何よりお子さんの気持ちを尊重することが大切です。歌や絵本などを活用し、まず「おもしろそう!」と思ってもらうこと、体験レッスンで英語レッスンがどんなものかをお子さんに体験してもらうことが一番簡単だと思います。

そして、児童期の強み・特性・メリットを活かした学び方をすれば、よりスムーズに英語を身につけられるでしょう。

当教室では、お子さんが英語を好きになれるよう、一人ひとりに合ったレッスンを提供しています。また、お母さんのご相談にも応じています。
まずは、楽しく学べる環境を体験してみませんか?体験レッスンも随時受付中です。