フォニックスは聞く・話す・読む・書く4技能の土台

今回は、私がレッスンで大切にしている「フォニックス」についてお話しします。英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)の土台となるフォニックス学習はどのようなメリットがあるのでしょうか?

フォニックスとは一体どのようなものなのか? どのような効果があるのか? さらに、日本語と英語の違いを踏まえながら、フォニックスを学ぶためのポイントについて詳しくお伝えしたいと思います。

1. フォニックスとは?

フォニックスとは、英語の「文字と音のルール」を学ぶ方法です。
たとえば、「cat」という単語は「シー・エー・ティー」とアルファベットをそのまま読むのではなく、「ク・ア・ト」という音のつながりで発音します。このように、英語のつづりと発音の関係を学ぶことで、知らない単語でも正しく発音しながら読めるようになります。

日本の学校では、英単語を「丸暗記」することが多いですが、それではすぐに忘れてしまったり、発音がわからなくなったりすることもあります。しかし、フォニックスを学ぶと「文字の音の法則」がわかるため、初めて見る単語でも発音が予測できるようになり、英語を読む力がぐんとアップします!

2. 日本語と英語の違い:フォニックス学習が必要な理由

日本語と英語は、音の仕組みが大きく異なる言語です。
この違いを理解することで、なぜフォニックスが英語学習に不可欠なのかがよくわかります。

① 日本語は「音節」の言語、英語は「音素」の言語

日本語は「あ・い・う・え・お」「か・き・く・け・こ」のように、一つひとつの音がはっきりした「音節(シラブル)」の言語です。たとえば、「たまご(た・ま・ご)」という単語は、3つの音節で構成されています。

一方、英語は「音素(フォニーム)」の言語で、文字ごとに異なる音が組み合わさって単語ができています。たとえば「cat」は「c」「a」「t」の3つの音が合わさって「キャット」となります。この「音素」を理解していないと、英単語の発音やリスニングが難しくなります。

② 日本語にはない英語の発音が多い

日本語には、英語の「th」「r」「l」「v」「f」などの発音が存在しません。そのため、日本語の音だけで英語を発音しようとすると、不自然なカタカナ英語になりやすいのです。フォニックスを学ぶことで、英語の正しい音を身につけることができ、リスニングやスピーキング力が向上します。

3. フォニックス学習のメリット

① 初めて見る単語でも発音できる

フォニックスを学ぶと、知らない単語でも発音ルールに基づいて読めるようになります。身の回りにある初めて見る英単語を自分から読んでみようという気持ちになります。自分からやりたいという気持ちは学習においての自立心を養う良い機会となり、学習意欲も高まります。

② 発音が良くなる

日本人が苦手とする「r」「l」「th」などの音も、フォニックスを学ぶことで正しく発音できるようになります。カタカナ英語になりがちな発音を防ぐことができます。

③ 発音記号を覚える必要がない

受験英語で英語の発音記号に苦労した大人の方も多いと思います。フォニックスを学ぶと、文字と音のルールを理解できるため、発音記号を学ぶ必要がなくなります。

④ 短時間で効果がでる

同じルールであれば、いろいろな単語が読めるようになります。フォニックスのルールを覚えることが最終目標ではないので、覚えて単語が読めるようになれば、ルールは忘れてしまって構いません。フォニックスを学べば、絵本や簡単な文章を自分で読めるようになります。読むことができると自信がつき、さらに学習意欲が高まります。

⑤ 合理的に英語がわかるようになる

フォニックスのルールで75%の単語が読めるようになると言われています。残りの25%は不規則なものになりますが、最初に規則性のあるものから学んでいくので合理的な学習ができます。

英語の語感が身につく

同じ音で終わる単語に触れ、〈韻をふむ+同じつづり〉で語感やパターンを楽しみながら覚えることができます。
例えば、take、lake、cake、は同じake(エイク)の韻をふんでいる単語

4. フォニックス学習の前にすること

フォニックスを始める前に、以下の準備をしておくとスムーズに学習が進みます。

① 英語の音に十分慣れ親しんでおく

英語の歌や絵本で、英語の音をたくさん聞いて慣れておくことが大切です。

② 英語の音あそび活動をする

英語のリズム遊びや、単語の最初の音を聞き分けるゲームなどを通して、英語の音に敏感になることが重要です。

③ アルファベットの大文字・小文字の読み書きができること

フォニックスでは、文字と音を結びつけるため、アルファベットの形を認識し、大文字・小文字の読み書きができることが基本になります。

5. まとめ:フォニックスで英語の土台を作ろう!

フォニックスを学ぶことで、英語の「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく伸ばすことができます。

①聞く力:音と文字のルールがわかると、正しい発音で聞き取れるようになる
②話す力:フォニックスで学んだ音を意識することで、正しく発音ができるようになる
③読む力:知らない単語でも、自分で発音しながら読めるようになる
④書く力:音を頼りにスペルを推測しながら書けるようになる

私の教室では、1年目は歌、チャンツ、絵本などを使い十分音に慣れてもらいます。同時に、アルファベットの読み書きができるように練習していきます。

そして、2年目から通常のレッスンにフォニックス学習を導入します。アルファベット26文字の音が言えるように音素から学んでいきます。無理のないように段階的に進めていきます。

フォニックスだけを集中的に学びたい方には「はじめてフォニックス」コースもご用意しています。
また、「フォニックスの学習を早く進めたい方には通常のレッスンにオプションでつける方法もあります。

当教室では、お子さんの学習段階に合わせたフォニックス指導を行っています。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。