3年前、私は心とからだをこわして、
それまでの人生に強制終了がかかった。
それまでの人生は
「努力」「根性」「忍耐」が当たり前で、
「苦しいほど燃える、やり甲斐を感じる」という
何ともドMな生き方をしてきた。
常に高い目標を設定し、
「できる女」を目指して必死に頑張る。
今思えば自分に価値をつけることに明け暮れていた。
おかげで資格や経験、キャリアなど
私の思い描く自己イメージどおりになっていった。
さらに、行動中毒で常に動き回り、
休んだりのんびりしていると不安感や罪悪感におそわれるので、
それを感じないようにまた動き続ける。
そんな私はいつも心の声を無視し
「私なら大丈夫」
「もうちょっと頑張れる」
と言い聞かせてきた。
「私の人生はなんて充実しているのだろう」
「私、深海魚女子だから、動いてないと死んじゃうの」
と勝手に思い込んでいた。
若い頃は何とかなっていたことも、
50歳になりもう限界だった。
突然、円形脱毛症が見つかった。
それからすぐ勤めていた英語教室の閉鎖が決まった。
髪もなくなり、仕事もなくなる。
今まで何でも自分の力で乗り越えてきたのに、
自分の力ではどうにもならないことが起きてきた。
人生最大のピンチ。
こんな行き詰まりの状態になっても、
自分で何とかしようともがき続けた。
そうしているうちに、
心とからだに異変が現れた。
常に胸がドキドキして重たい。
緊張して気が抜けない。不
安、恐怖、焦りを感じいてもたってもいられない。
神経過敏になって音や光、あらゆる刺激に耐えられない。
異常なほど疲れるのに覚醒状態で眠れない。
もう動けない。
もう何もできない。
私は人生で始めてギブアップした。
そして心療内科を受診した。