娘が東京にもどった翌日、
私は個人セッションとLPLマスターコース受講のため
2泊3日で東京へ行った。
最終日、娘とランチをした後、カフェに入った。
階段を降りていくと
「予約されていますか?」と聞かれた。
「カフェで予約?」もしや有名店?
うす暗い店内に入ると
見たこともないようなカラフルなケーキが
ショーケースに入っている。
赤、紫、黄色、オレンジ、ピンクの
クリームやスポンジ
店員さんもお客さんも若い女性ばかり
みんな同じような服装に髪型、お化粧をしている。
まるで、ディズニーの「不思議な国のアリス」の世界に来たみたい。
これはインスタとかにのせたい女子の集まりか
私から見るとちょっと別世界の人たち。
まぁ、私が場違いなのだが。
そして、二人掛けの小さいテーブルに案内された。
すでに、6つある二人掛けテーブルの最後の席。
隣との距離が近すぎるし、狭い。
戸惑う私
淡々と席につく娘
女の子たちは、
ゴージャスな花柄のお皿にカラフルなケーキに
お皿とおそろいのカップで紅茶を飲んでいる。
アフタヌーンティーのような段になっているのもある。
うわー、何だかすごい所に来ちゃったぞ。
メニューを見るとケーキセットが1500円くらい
アフタヌーンティセットは3500円
もうお腹もいっぱいで、ケーキはムリ。
こんなところではくつろげない。
まったく落ち着けない。
ただコーヒーを飲みたいだけなのに
店員さんはすでにお水を運んでくれているし、
オーダー待ちの状態。
「心地良くない」
「私はここにいたくない」
前の投稿にも書いたけれど、
もう私、自分に迷惑かけるのはやめたんだ。
以前の私なら、我慢していたかもしれない。
ささっとコーヒー飲んですぐに出ればいいんだから。
でも、それって自分の心にウソついているよね。
「ここゆっくりできないから、他のところ行かない?」
娘にそう言うと、
あっさり「じゃあ、出よう」と言う。
娘は店員さんに申し訳ないとか悪いとか思わないんだな。
さすがだ。
「すみません。ちょっと狭いので」と店員さんに言うと。
嫌な顔もせず、
「ぜひ、またお越しください」
と笑顔で言ってくれた。
私は、この場所から解放されてほっとした。
自分に正直に行動できたことが嬉しかった。
「変わる」ってこういうことの積み重ねなんだろうな。